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日本映画 さ行

最後の忠臣蔵

生き尽くす。その使命を、その大切な人を、守るために。
――尽くされる忠義、変わらぬ愛、知らされる真実、 そして訪れる永遠の・・・・・
日本人の誰もが観るべき、知るべき、そして語るべき<本物の感動> ――
 
 世の中を騒がせた赤穂浪士の討入りから16年。大石内蔵助以下四十七士全員の切腹で、事件は幕を下ろしたはずだった。
しかし、四十七士には、一人だけ生き残りがいた。討入りの真実を後世に伝え、浪士の遺族を援助するという使命を大石内蔵助に与えられた、寺坂吉右衛門だ。
諸国に散った遺族を捜し歩き、ようやく最後の一人に辿り着いた吉右衛門は、京で行われる四十六士の十七回忌法要に参列すべく、内蔵助の又従兄弟の進藤長保の屋敷へと向かう。
 
2010年/日本/131分/カラー/ビスタ
監督:杉田成道
出演:役所広司/佐藤浩市/桜庭ななみ/山本耕史/風吹ジュン/田中邦衛/伊武雅刀/笈田ヨシ/安田成美/片岡仁左衛門(特別出演)
配給: ワーナー・ブラザース映画
 

桜色の風が咲く

この世界には、それでも光が満ち溢れている

 世界で初めて盲ろう者の大学教授となった東京大学先端科学技術研究センター教授・福島智さんと母・令子さんの実話を基に描いた人間ドラマ。

 関西の町で教師の夫や3人の息子とともに暮らす令子(小雪)。幼少時に失明した末子の智(田中偉登)は家族の愛情に包まれて天真爛漫に育ち、東京の盲学校で高校生活を送るが、18歳の時に聴力も失ってしまう。暗闇と無音の世界で孤独にさいなまれる智に希望を与えたのは、令子が彼との日常から考案した新しいコミュニケーション手段「指点字」だった。母子は勇気を持ってひとつずつ困難を乗り越え、人生の可能性を切り拓いていく。

小雪が母・令子役で12年ぶりに映画主演を務め、「朝が来る」の田中偉登が青年期の智を演じる。
 
2022年/日本/113分/カラー/ビスタ/PG-12
監督:松本准平
出演:小雪/田中偉登/吉沢悠/吉田美佳子/山崎竜太郎/札内幸太/井上肇/朝倉あき/リリー・フランキー
配給:ギャガ
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サクラサク

ごめんなさいと言いたかった。ありがとうと言いたかった。
――認知症の父親と、家族を顧みず仕事に没頭してきた息子とその家族の再生を描いた、さだまさしの短編小説を映画化――
 
 大手家電メーカーに勤務する俊介(緒形直人)は、一見すると順風満帆なサラリーマンだったが、家庭では妻・昭子(南果歩)との関係が冷え切り、次第に息子・大介(矢野聖人)、娘・咲子(美山加恋)との関係も破綻していく。そんな生活の中、同居する父の俊太郎(藤 竜也)が認知症を発症し、おかしな行動が増えていく。苦しむ俊太郎を見て見ぬふりをする家族に俊介は失望し、孤独な父を守ろうとひとり奮闘する。しかし、実は息子の大介が人知れず俊太郎を介護していたことを知る。俊介は家族のことを見ようとしていなかったのは自分の方だったと、初めて気付かされる。俊介は家族の絆を取り戻すべく、家族を連れ出し父親の故郷へ旅をする事を決意する。
 
2014年/日本/107分/カラー/ビスタ
監督:田中光敏
主題歌:さだまさし「残春」
出演:緒形直人/南果歩/矢野聖人/美山加恋/藤 竜也/NAOTO/津田寛治/嶋田久作/佐々木すみ江/大杉漣
配給: 東映
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桜田門外ノ変

日本の未来を変えた、歴史的大事件
 
開国か、攘夷か。
―そこには誇りを懸けた男たちの志があった。―
 水戸藩士の下級武士の家に長男として生まれ、30歳のときに迎えた12歳年下の妻・ふさ(長谷川京子)や長男の誠一郎(加藤清史郎)と共に穏やかな暮らしを送っていた関鉄之介(大沢たかお)。しかし、藩主・徳川斉昭(北大路欣也)父子が井伊大老(伊武雅刀)の専断により処罰されたという急報が、彼の日常に影響を及ぼし始める。
 
2010年/日本/137分/カラー/ビスタ
監督:佐藤純彌
出演:大沢たかお/長谷川京子/伊武雅刀/北大路欣也/加藤清史郎/柄本明/生瀬勝久/西村雅彦/渡辺裕之
配給: 東映
 

サクラ花 ー桜花最期の特攻ー

戦争 日本 若者たちー もう、戻れない。
 
第二次大戦末期、一つの兵器が生み出された。その名は「桜花(おうか)」
 プロペラも、車輪も、燃料も積んでない、敵艦に向かって突撃するだけの小型特攻機。一度乗れば、二度と生きて戻れず、“人間爆弾”と呼ばれた。
 茨城県・神之池基地(現在の神栖市・鹿嶋市)に桜花はあった。終戦直前の昭和20年6月22日、鹿屋基地(鹿児島県)を飛び立つ大型爆撃機の一式陸攻機。その一式陸攻機に搭載されて、激戦地の沖縄に向かう桜花。それは桜花最期の出撃でもあった。乗員は8人。その中に緊張に震える新米兵士の尾崎がいる。沖縄まで2時間半・・・重い「桜花」を搭載した上、防御機能に劣る一式陸攻は、並外れたスピードと破壊的な攻撃力で恐れられた敵機グラマンにすれば猛攻の的。 機内は凄惨な“戦場”と化す。そこには、尾崎(大和田健介)の想像を超える無残な戦いが待っていた・・・。
 
2015年/日本/88分/カラー/ビスタ
監督:松村克弥
出演:大和田健介/緒形直人/林家三平/三瓶/橋本一郎/城之内正明 /奥野瑛太 /佐久間悠/渡辺裕之/三山ひろし/キタキマユ/磯山さやか
配給: 映画センター全国連絡会議
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★ザ・スター★ 美空ひばり~大人の音楽祭~

(C)2013 フジテレビジョン FUJIPACIFIC MUSIC
永遠の歌姫が 今、不死鳥のように還ってくる
 
 昭和の歌姫・美空ひばりが1981年(昭和56年)に出演したテレビ番組「ザ・スター」。30余年の時を経て、未公開部分を含むお宝映像が解禁!。
スクリーンで観る大迫力のライブ!!
「リンゴ追分」「東京キッド」「港町十三番地」のほか、泣きながら歌う「波止場だよ、お父つぁん」、テレビで一度だけ歌った未発表曲「ウォーク・アウェイ 想い出は涙だけ」など全29曲を熱唱!
 
2013年/日本/108分/カラー/スタンダード
監督:上原徹
出演:美空ひばり
ナレーション:芥川隆行

ザ・テノール~真実の物語~

命か それとも歌か
 
 「100年に一人の声を持つテノール」(イギリス・タイムズ紙)と称されヨーロッパで活躍するオペラ歌手ベー・チェチョル。世界的にも貴重な「リリコ・スピント」という声質を持つ彼がまさに頂点を極めようとしていたとき、悲劇は突然訪れた。甲状腺ガンによって、声を失ってしまったのだ。「もう二度と舞台には立つことは出来ない」途方もない挫折、苦悩の中にいる彼に、ひとりの日本人音楽プロデューサーが手を差し伸べた。国境を越えた二人の絆が世界で初めての奇跡を生み、いま、感動のステージの扉が開く。これは、不屈の魂から生まれた、真実の物語。
 
2014年/日本・韓国/121分/カラー/ビスタ
監督:キム・サンマン
出演:ユ・ジテ/伊勢谷友介/チャ・イェリョン/北乃きい/ナターシャ・タプスコビッチ/ティツィアーナ・ドゥカーティ
配給: BS‐TBS
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聖(さとし)の青春

羽生善治を追い詰めた棋士――村山聖。
病と闘いながら全力で駆け抜けた、わずか29年の生涯。
 
 幼い頃から腎臓にネフローゼという難病を抱えていた村山聖(松山ケンイチ)は、入退院を繰り返す中で、父(北見敏之)から教わった将棋に夢中になる。やがてプロ棋士を目指すようになり、森信雄(リリーフランキー)に弟子入り。15歳の頃から10年間森師匠と同居、師匠に支えられながら将棋に打ち込んでいった。1994年、七段になった聖は将棋界最高峰のタイトル『名人』を狙い、森師匠のもとを離れ上京しようとする。家族や仲間は反対する中、将棋にかける聖の情熱を見てきた森師匠は、彼の背中を押す。東京で荒れた生活をする聖に皆あきれるものの、聖の思いを理解し陰ながら支えていく。前人未到の七冠を達成した同世代のライバル・羽生善治(東出昌大)を猛烈に意識する一方で憧憬も抱く聖。名人位獲得のため一層将棋に没頭し、快進撃を続けていくが、彼の体をガンが蝕んでいた。それでも医者の制止を聞かず、聖は将棋を指し続ける。
 
2016年/日本/124分/カラー/シネマスコープ
監督:森義隆
出演:松山ケンイチ/東出昌大/染谷将太/安田顕/柄本時生/鶴見辰吾/北見敏之/筒井道隆/竹下景子/リリー・フランキー
配給:KADOKAWA 
 

サムライマラソン

懸けろ、運命を。駆けろ、時代を。
 
 時は江戸時代、幕末。国を守るために鎖国してきた日本は今、アメリカ政府の使者ペリーに開国を迫られて揺れていた。そんな幕府に不満を抱く安中藩主・板倉勝明(長谷川博己)は、藩士を鍛えるために十五里(約58km)の道を走らせる遠足を開催する。優勝者の望みは何でも叶えられると聞き、「姫と結婚したい」「身分を上げたい」「もう一花咲かせたい」など、それぞれの願いを胸にスタート切った侍たち。だが、大会の裏では恐るべき陰謀が進められていた。幕府の大老が遠足を❝謀反の動き❞と見て、勝明暗殺の刺客を放ったのだ。そして、大会出場者の中にただ一人、この計画に気づいた男がいた。彼の名は唐沢甚内(佐藤健)、幕府の命令で藩をスパイする❝忍び❞だ。長い潜入生活で、彼にはこの地に愛する妻も子もいた。「幕府か、藩か」――愛と忠誠心に揺れ動くなか、甚内は仲間たちに危機を告げ、共に戦うために走ることを決意する――。
 
2019年/日本/104分/カラー/シネマスコープ/PG-12
監督:バーナード・ローズ
出演:佐藤健/小松菜奈/森山未來/染谷将太/青木崇高/木幡竜/小関裕太/深水元基/カトウシンスケ/岩永ジョーイ/若林瑠海/竹中直人/筒井真理子/門脇麦/阿部純子/奈緒/中川大志/ダニー・ヒューストン/豊川悦司/長谷川博己
配給:ギャガ
 

三本木農業高校、馬術部〜盲目の馬と少女の実話〜

光を失いかけた馬と少女の絆を描く感動の物語
 
 三本木農業高校の馬術部に所属する女子高生、菊池香苗。彼女が世話をするのは視力を失いかけたタカラコスモス(通称コスモ)。猜疑心が強くなかなか懐こうとしないコスモに手を焼きながらも献身的に世話を続ける香苗。やがてコスモは香苗の愛に応えるように心を開き、ふたりは強い絆で結ばれていく。
 季節は流れ、香苗たちにとって高校生活最後の馬術大会が近づいてきた。香苗はコスモとの絆を確かめるように、コスモとともに大会へ出場することを決意する。
「私がコスモの目になります!」
周囲の反対を押し切り香苗とコスモは、ついに馬術大会当日を迎える!!
 
2008年/日本/117分/カラー/ビスタ
監督・脚本:佐々部清
原案:橘内美佳 『私、コスモの目になる!』(主婦と生活社刊)
出演:長渕文音/柳葉敏郎/奥村知史/森田彩華/西原亜希
配給:東映
 

しかし それだけではない。~加藤周一 幽霊と語る~

戦後の日本を代表する知識人として発言を続けた加藤周一が最後に残したメッセージ
 
 文学を始めとする芸術全般、文明、社会、政治と、幅広い視点から日本について語り続けてきた加藤周一。2008年12月にこの世を去った彼が最後に試みたのは“決して意見が変わることのない”幽霊たちとの対話だった。
 
2009年/日本/95分/カラー/ビスタ
監督:鎌倉英也
配給:映画センター全国連絡会議
(C) 2009hitoshi sakurai

四十九日のレシピ

母が遺したのは、人生の処方箋(レシピ)でした。
 
 誰の人生にも必ず訪れる、大切な人との永遠の別れ。けれども、熱田家の母・乙見は、あまりにも突然逝ってしまった。夫の良平(石橋蓮司)は何ひとつ感謝を伝えられず、悩める娘・百合子(永作博美)は女として今こそ聞きたいことがあったのに、母はもう居ない。
 そんな折、熱田家に派手な服装の少女イモ(二階堂ふみ)と、日系ブラジル人のハル(岡田将生)が現れる。
 生前の乙美に頼まれ、残された家族の面倒を見に来たというイモは、乙美がとある「レシピ」を書き遺していることを伝える。こうして、母が遺したレシピにいざなわれ、娘と父、イモ、ハルの4人での奇妙な共同生活が始まるが――。
 
2013年/日本/129分/カラー/ビスタ
監督:タナダユキ
出演:永作博美/石橋蓮司/岡田将生/二階堂ふみ/原田泰造/淡路恵子/内田慈/荻野友里/中野英樹/小篠恵奈/執行佐智子/赤座美代子/茅島成美
配給:ギャガ
 

四十九日のレシピ

命どぅ宝、生き抜け!――私、生きましたよ
 ――太平洋戦争末期の沖縄戦の中で県民の命を守ろうと尽力した沖縄県知事・島田叡(あきら)と警察部長の荒井退造を軸に、命や平和の尊さを描いた戦争ドラマ。―

 沖縄戦末期、本土より派遣された2人の内務官僚がいた。
1人は学生野球の名プレーヤーとしてならし、戦中最後の沖縄県知事として沖縄に赴任した島田叡(萩原聖人)。島田は、度重なる軍の要請を受け内務官僚としての職務を全うしようとする。しかし、戦禍が激しくなるにつれ、島田は県政のトップとして軍の論理を優先し、住民保護とは相反する戦意高揚へと向かわせていることに苦悩する。そして、多くの住民の犠牲を目の当たりにした島田は「県民の命を守ることこそが自らの使命である」と決意する。
 もう1人は、警察部長の荒井退造(村上淳)。島田と行動を共にし、職務を超え県民の命を守ろうと努力する。実は、沖縄戦で2人はそれぞれ重い十字架を背負っていた。荒井は、子供など県民の疎開を必死に推し進めていた。その矢先、本土に向かっていた学童疎開船「対馬丸」が米軍の攻撃に遭い、数多くの子供たちが犠牲となった。
 また、島田は知事として、軍の命令で鉄血勤皇隊やひめゆり部隊などに多くの青少年を戦場へと向かわせていた。
 2人はそれぞれ十字架を背負いながらも、戦禍が激しくなるのに伴い、必死に県民の疎開に尽力し多くの沖縄県民を救っていった。
1億総玉砕が叫ばれる中、島田は叫んだ。――「命どぅ宝(命こそ宝)、生きぬけ!」と。――
 
2022年/日本/130分/カラー/ビスタ
監督:五十嵐匠
出演:萩原聖人/村上淳/吉岡里帆/池間夏海/榎木孝明/成田浬/水橋研二/香川京子 
配給:毎日新聞社/ポニーキャニオンエンタープライズ

しゃぼん玉

―市原悦子最後の主演作―
これからが、これまでを変えていく
 
 親に見捨てられ、女性や老人ばかりを狙った通り魔や強盗傷害を繰り返し、自暴自棄な逃避行を続けていた伊豆見(林遣都)。逃亡中だった彼は、宮崎県の山深い村で怪我をしている老婆スマ(市原悦子)を助けたことから、彼女の家に寝泊まりするようになる。初めは金を盗んで逃げるつもりだったものの、スマばかりでなく伊豆見をスマの孫だと勘違いした村の人たちが、あれこれ世話を焼いてくる。さらに、山仕事や祭りの準備を手伝わされるうちに、その荒んだ心に少しずつ変化が。そして、ある事件がきっかけで10年ぶりに村に帰ってきた美知(藤井美菜)と出会ったことをきっかけに、自らの罪を自覚し始める伊豆見。「今まで諦めていた人生をやり直したい。」そう決意した伊豆見は……。
 
2016年/日本/108分/カラー/ビスタ
監督:東伸児
出演:林遣都/市原悦子/藤井美菜/綿引勝彦/相島一之
配給:スタイルジャム
 

首相官邸の前で

「私は、この出来事を記録したいと思った。この映画の主役は、映っている人びとすべてだ」
 
 2012年夏、東京。約20万の人々びとが、首相官邸前を埋めた。NYの「ウォール街占拠」の翌年、香港の「雨傘革命」の2年前のことだった。しかしこのa運動は、その全貌が報道されることも、世界に知られることもなかった。
 人びとが集まったのは、福島第一原発事故後の、原発政策に抗議するためだった。事故前はまったく別々の立場にいた8人が、危機と変転を経て、やがて首相官邸前という一つの場につどう。彼らに唯一共通していた言葉は、「脱原発」と「民主主義の危機」だった。
はたして、民主主義の再建は可能なのか。現代日本に実在した、希望の瞬間の歴史を記録。
 
世代・国籍・出身・地位、全てがちがう8人の体験。
 
2015年/日本/109分/カラー/ビスタ
監督:小熊英二
出演:菅直人/亀屋幸子/ヤシンタ・ヒン/吉田理佐/服部至道/ミサオ・レッドウルフ/木下茅/小田マサノリほか
配給:アップリンク
 

神宮希林~わたしの神様~

樹木希林はじめてのお伊勢参り どうぞごいっしょに、式年遷宮をめぐる旅へ
 
 女優の樹木希林が、20年に一度の式年遷宮の年である2013年に、人生で初めてのお伊勢参りに向かった旅をとらえたドキュメンタリー。東京・渋谷の自宅から出発した樹木は、人々と触れ合いながら祭事にも参加し、神宮とは何かの答えを求めて歩く。また、かねてから樹木が会いたいと願っていた、神宮と和歌に造詣の深い歌人・岡野弘彦さんに会うため、静岡県伊東市にも足を伸ばし、旅を通して生きることや命、家族、愛について思いをはせていく。2011年11月に東海テレビで放送されたドキュメンタリー番組を再編集し、劇場版として製作された。
 
2014年/日本/96分/カラー/ビスタ
監督:伏原健之
出演:樹木希林
配給:東海テレビ放送
配給協力:東風
 

じんじん

絵本の里が紡ぐ、広大な大地に染みわたる親子の絆の物語~
 
 俳優・大地康雄が<絵本の里>として知られる北海道・剣淵町を訪れた際、町ぐるみで子供たちへ絵本の読み聞かせをしている情景に心打たれ、企画・主演したのが本作『じんじん』。メインロケ地 剣淵町は人口減の打開策として<絵本>で町づくりを進め、現在では年間60万人が訪れる観光地となり注目される町。
 “閉塞感でいっぱいになってしまった日本に、絵本を真ん中に置きながら、人の心の優しさと親子の絆をテーマに、楽しく、少し切なく心に染みわたる映画を届けたい” そんな大地の想いから、人の心をじんわりとあたたかく包み込むヒューマンドラマが誕生した。
 
2013年/日本/129分/カラー/ビスタ
監督:山田大樹
出演:大地康雄/佐藤B作中井貴惠/小松美咲/井上正大
配給:『 じんじん』全国配給委員会
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人生、いろどり

もうヒトハナ、咲かそ。
 
 四国の山間部にある小さな町、上勝町。人口2000人の、村の半分が60歳以上の高齢者ばかり。過疎化、高齢化の一途を辿っていた。町中もが希望がもてず、投げやりな日々。そんな中、江田(平岡祐太)という農協職員が立ち上がる。「今度から、葉っぱを売ろうと思うんですがどうですか?」そこら辺に生えている葉っぱや草を、料理の“つまもの”として売物にするという江田に周囲は冷ややかな目を注いだ。それでも江田はあきらめず、仲間を募る。薫(吉行和子)、花恵(富司純子)、路子(中尾ミエ)という平均年齢70歳の3人の幼なじみが「やってみないと、わからんもんね」という、シンプルな思いで、葉っぱビジネスに参加することになる。
 
2012年/日本/112分/カラー/ビスタ
監督:御法川修
出演:吉行和子/中尾ミエ/富司純子/平岡祐太/村川絵梨/藤竜也
配給: ショウゲート
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人生フルーツ

人生は、だんだん美しくなる。
ニュータウンの一角にある平屋で暮らす建築家夫婦を追ったドキュメンタリー。
 
 敗戦をきっかけに戦後復興のために日本住宅公団に入社し、高度経済成長期を通じて数々の都市計画に関わってきた90歳の建築家・津端修一と87歳の妻・英子の信念ある丁寧な暮らしぶりを追う。
 
2017年/日本/91分/カラー/ビスタ
監督:伏原健之
ナレーション:樹木希林
配給:東海テレビ放送
配給協力:東風
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新聞記者

官邸とメディアの裏側を描く、孤高のサスペンス・エンタテインメント!
 
 日本人の父と韓国人の母の間に生まれ、アメリカで育った吉岡(シム・ウンギョン)は、ある思いを秘めて東都新聞の社会部記者として働いている。そんなある日、彼女のもとに大学新設計画に関する極秘情報が匿名FAXで届く。その真相を究明するため、早速、吉岡は調査を開始。一方、内閣情報調査室官僚・杉原(松坂桃李)は、「国民に尽くす」という信念とは裏腹に、現政権に不都合なニュースをコントロールする現在の任務に葛藤していた。愛する妻(本田翼)の出産が迫るなか、杉原は尊敬する昔の上司・神崎(高橋和也)と久々に再会するが、その数日後、神崎はビルの屋上から身を投げてしまう……。真実に迫ろうともがく女性記者と、“闇”の存在に気付き、選択を迫られる若手エリート官僚。そんなふたりの人生が交差するとき、衝撃の事実が明らかになる……。
 
2019年/日本/113分/カラー/シネマスコープ
監督:藤井道人
出演:シム・ウンギョン/松坂桃李/本田翼/岡山天音/郭智博/長田成哉/宮野陽名/高橋努/西田尚美/高橋和也/北村有起哉/田中哲司/望月衣塑子
配給:スターサンズ、イオンエンターテイメント
 

STAR SANDー星砂物語ー

みんな、生きなくては――。
 
 1945年、沖縄。16歳の少女・梅野洋海(織田梨沙)は、戦火から遠く離れた小島に渡り、独りで暮らし始める。島の洞窟で彼女が出会ったのは、日本の脱走兵・岩淵隆康(満島真之介)とアメリカ人のボブ(ブランドン・マクレランド)という2人の青年。敵同士ながら、共に戦いが厭で軍を離れた“卑怯者”の2人は、言葉こそ通じないものの、一緒に暮らすうち、次第に心を通わせてゆく。日系アメリカ人の母親を持つ洋海は、隠れて暮らす2人を気に掛けて洞窟に通い、時折、通訳を務めるようになる。親切だが詮索好きな吉上(渡辺真起子)の追及を逃れつつ、食料を届けて2人の世話をする洋海。やがて、3人の間に芽生える不思議な絆。
 
2017年/日本・オーストラリア/110分/カラー/ビスタ
監督:ロジャー・パルバース
出演:織田梨沙/満島真之介/ブランドン・マクレランド/三浦貴大/吉岡里帆/寺島しのぶ/渡辺真起子/石橋蓮司/緑魔子
配給:The STAR SAND Team
(C)2017 The STAR SAND Team
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そして父になる

6年間育てた息子は、他人の子でした
 
――学歴、仕事、家庭、子供。――
自分の能力で全てを手にいれ、自分は人生の勝ち組だと信じて疑っていなかった良多。
 ある日病院からの連絡で、6年間育てた息子は病院内で取り違えられた他人の子供だったことが判明する。血の通わぬわが子に変わらない愛情を迷わずに注ぎ続ける妻と、一見粗野だが温かい相手方の家族との交流を通し、そもそも自分は「父親」であれたのかを問い始めることとなる。
人生ではじめての壁にぶつかり、自分自身と向き合う男の葛藤を描く感動のドラマ。

第66回カンヌ国際映画祭審査員特別賞受賞
 
2013年/日本/120分/カラー/ビスタ
監督:是枝裕和
出演:福山雅治/尾野真千子/真木よう子/リリー・フランキー /風吹ジュン/國村準/樹木希林/夏八木勲
配給: ギャガ
 

ソ満国境 15歳の夏

言葉も国境も超えて次の世代に伝えたい感動の実話
 
生き抜こうとした 悲しい別れもあった 心のふれあいもあった
ソ連と満州の国境で終戦を迎えた少年たち120人の想いがいま 現代の15歳に伝えることとは・・・
300キロの道のりを必死に生き抜いた120人の中学生たち!
 
ーすべては1通の招待状から始まったー
 未曾有の打撃を受けた東日本大震災から1年後の福島。15歳の敬介(柴田龍一郎)は仮設住宅への避難を余儀なくされていた。中学最後の夏。放送部の作品づくりができないことを残念に思う敬介と部員たちだったが、突然の招待状が舞い込んでくる。期待と不安を胸に果てしない平原が広がる中国へと旅立つ敬介たち。招待主は村の長老・金成義(田中泯)。
彼の口から語られたのは、67年前、15歳だった少年たちの壮絶な体験だった・・・。
 
2015年/日本/94分/カラー/ビスタ
監督:松島哲也
配給:パンドラ/ジャパン・スローシネマ・ネットワーク
 

それいけ!ゲートボールさくら組

人生には、遅すぎることなんてひとつもない!
――“青春”が若者だけの特権だったのは一昔前の話。今や人生100年時代。打ち込むことがあれば、叶えたいことがあれば、いつだって青春を生きることができる!いくつになっても遅すぎることなんてない!――

 織田桃次郎(藤竜也)76歳。学生時代にラグビーで青春を謳歌したのはもう60年ほど昔の話で、光り輝いていた青春時代は、はるか遠い記憶の彼方だ。愛する妻が遺したレストランをカレー専門店「MoMo八番屋」として続けてはいるが、寂しさと物足りなさを感じる日々を送っていた。そんなある日、かつてラグビー部で、いつも自分たちを励まし続けてくれたマネージャー・木下サクラ(山口果林)と再会。彼女が経営するデイサービス“桜ハウス”が倒産の危機と知り、元ラグビー部の仲間を集結させて、何かできないかと模索する桃次郎たち。桜ハウスを立て直すため銀行から融資を受けるには、加入者を増やすことが必要条件。そこで、試行錯誤の末にたどり着いたのは、ゲートボール大会に出場して優勝を目指し、施設の知名度を上げることだった!とはいえ、ラグビーで培った肉体は見る影もなく、今やただのポンコツのジジイたち。しかもボールをゲートに通すだけだけと小バカにしていたゲートボールは、実はなかなか奥深いスポーツで、練習段階から早くもギブアップ寸前?それでも、かつて青春を捧げたラグビーが持つ「ワン・フォア・オールオール・フォア・ワン」の精神がゲートボールにも通じることに気づき、衰えなんてなんのその、友情復活!青春復活!体力復活?熱血ジジイたちの快進撃がはじまった。

2023年/日本/107分/カラー/シネマスコープ
監督・脚本:野田孝則
出演:藤竜也/石倉三郎/大門正明/森次晃嗣/小倉一郎/田中美里/本田望結/木村理恵/赤木悠真/川俣しのぶ/中村綾/直江喜一/山口果林/毒蝮三太夫 (特別出演)/三遊亭円楽(友情出演)
配給:東京テアトル
有限会社茨城映画センター
〒310-0064
 茨城県水戸市栄町1-10-13
事務所営業日
土・日・祝を除く 10:00~18:00
※上映会等で事務所が留守になることがあります。
※新型コロナウイルスの影響により、不定期に営業時間の短縮・休業を行うことがあります。
TEL:029-226-3156
 FAX:029-226-3130
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